有機トランジスタ

岡山大が有機TFTで高いキャリア移動度を実現、「空気中でも安定」

nikkei BPnet-2014/06/09 岡山大学は、キャリア移動度が最大20.9cm2/Vsと高い有機TFTを開発したと発表した。また、論文が学術誌「Scientific Reports」に掲載された。このキャリア移動度は、低分子系有機半導体材料では世界最高の値だとする。 アルキル基置…

有機トランジスタの基礎(シグマルドリッチのニュースレター)

以前も紹介したシグマアルドリッチのニュースレター"材料科学の基礎"の最新版は、有機トランジスタ。 (こちらのページの中に"「有機トランジスタの基礎」"のPDFへのリンクがあります)毎回の事ですが、シリコン基板の洗浄法等の素子の作製方法の第一歩から特…

印刷可能な有機TFT液晶ディスプレイの駆動に成功

"塗る"だけで速い移動度を有する半導体膜が出来ます、という点に注目。 NEDO:印刷可能な有機TFT液晶ディスプレイの駆動に成功 NEDOのナノテク先端部材・部材実用化研究開発プロジェクトの一環として、大阪大学の竹谷純一教授をリーダーとしたグループは、溶…

ソニーが有機TFT駆動のフレキシブル電子ペーパーを開発

SID2011で、ソニーから有機TFTで駆動するフレキシブル電子ペーパーが発表されました。 【SID】折り曲げのデモに歓声、ソニーが有機TFT駆動のフレキシブル電子ペーパーを開発 | 日経 xTECH(クロステック) 今回試作したフレキシブル電子ペーパーは白黒表示で…

有機TFTのPlastic Logic社にロシア企業が7億米ドルを投資

あの、有機TFT採用の電子書籍端末「QUE」の発売を取りやめてしまった"Plastic Logic社"がロシアから投資を受けるという話。今度こそ販売されるのでしょうか。 有機TFTのPlastic Logic社にロシア企業が7億米ドルを投資,ロシアに量産工場を建設へ | 日経 xTEC…

「ウルトラフレキシブル」な有機トランジスタを開発

曲率半径が0.1〜0.3mmと非常に小さく「くしゃくしゃに折り曲げても丸めても特性が劣化しない」有機トランジスタが開発された*1 、という記事。 東京大学,「ウルトラ・フレキシブル」な有機トランジスタを開発:HOME:日経デジタルヘルス 毎度お馴染みの、染…

有機半導体デバイスの基礎から応用まで(2)

高分子学会有機EL研究会主催の講習会「有機半導体デバイスの基礎から応用まで」の中から、私が興味がある材料関連の、広島大とソニーからの御講演をピックアップ。 何れも大気下で駆動可能、しかもペンタセン並み以上の特性です。 ※広島大の瀧宮教授の御講演…

有機半導体デバイスの基礎から応用まで(1)

10月某日、虎ノ門の発明会館ホールにて、高分子学会有機EL研究会主催の講習会「有機半導体デバイスの基礎から応用まで」を聴講してきました。 [ ] オープニングで、進行役のNHK技研の時任静士氏の挨拶。。と、思ったら「山形大学の時任です」との自己紹介…

九工大、4カ月以上大気中で安定なn型有機半導体を開発

大気中で安定なn型有機半導体の話。フッ素を有する3つのベンゼン環を、シアノ基を有する二重結合で架橋している構造の化合物を用い、電子移動度は0.1cm2/Vsec。 【応物学会プレビュー】九工大,4カ月以上大気中で安定なn型有機半導体を開発 | 日経 xTECH(…

有機TFT採用の電子書籍端末「QUE」,出荷が再び延期

TechOnの記事。 有機TFT採用の電子書籍端末「QUE」,出荷が再び延期,発売は未定に | 日経 xTECH(クロステック) 米Plastic Logic社の電子書籍端末「QUE」の出荷が,再び延期となった。新たな発売日程については公表していない。 おいおい、どういう事です…

ソニーがペンにクルクル巻ける有機ELパネル開発,ドライバ回路も有機TFTで作製

ディスプレイ関連の国際会議「SID 2010」で発表された、クルクル巻ける有機ELパネルに関してのTech-Onの記事及びソニーのプレスリリースより。 ソニーがペンにクルクル巻ける有機ELパネル開発,ドライバ回路も有機TFTで作製 | 日経 xTECH(クロステック) So…

まだ蒸着ペンタセンの真空中での最適化?

有機TFTの実用化に対する疑問を呈したTech-Onの記事。 有機TFTの実用化 | 日経 xTECH(クロステック) なぜ有機TFTが必要なのか。本当に有機TFTでなければならないのだろうか。そう考えると様々な疑問がわいてくる。 記事は更に続き、 最近のFPD技術の中では…

トランジスタ界面の分子変形を実測

http://www.kek.jp/newskek/2010/janfeb/Rubrene.html シリコン/ルブレン界面の分子形状が測定出来た、という話。一分子レベルという所が凄いです。 X線回折の装置としては旧来のものを使用しつつ、最新のデータ解析法を使用する事で観測が可能になったと…