有機TFTのPlastic Logic社にロシア企業が7億米ドルを投資

あの、有機TFT採用の電子書籍端末「QUE」の発売を取りやめてしまった"Plastic Logic社"がロシアから投資を受けるという話。今度こそ販売されるのでしょうか。
有機TFTのPlastic Logic社にロシア企業が7億米ドルを投資,ロシアに量産工場を建設へ | 日経 xTECH(クロステック)

有機TFTなどの開発を手掛ける米Plastic Logic社は,Russian Corporation of Nanotechnologies社(RUSNANO)から総額7億米ドルの投資を受ける。この投資により,有機TFTを用いたディスプレイの量産工場をロシアのZelenogradに建設する計画という。
新工場の稼働は,2013〜2014年に開始する計画である。量産規模は,数十万枚/月としている。

経産省からの報告書*1によると、RUSNANOは、07年に設立されたロシア政府直属のナノテクノロジー推進の中心的組織。プロジェクト実現数が少ない事がメドヴェージェフ大統領とプーチン首相から批判され、外国企業との協力関係の構築へ方針を転換させてきていたとの事なので、これからも色々な投資話が出てくるかもしれないですね。

有機TFT採用の電子書籍端末「QUE」,出荷が再び延期 - Shoulders of Giants(マテリアルとデバイスの周辺)

*1:平成21年度海外技術動向調査調査報告書